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長柄・桜山古墳をまもる会は、逗子・葉山の誇るべき歴史資産 長柄・桜山古墳をまもる会です。

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長柄桜山古墳群についてSERVICE&PRODUCTS

長柄桜山古墳群について    (逗子市教育委員会・葉山町教育委員会                パンフレットより抜粋転載)

長柄桜山古墳群は、平成11年(1999年)3月に、逗子市と葉山町の境にある丘陵の上で新たに発見されました。2基とも4世紀代の前方後円墳で、現存している神奈川県内の古墳では最大規模を誇ります。


○○○○○○○○イメージ

「第1号墳」
 時期 古墳時代前期後葉(4世紀後葉)
 全長   91.3m
 後円部径 52.4m
 前方部長 38.9m
 前方部幅 33.0m
 主軸方位 Nー28°ーE
 

葉桜住宅の西端から25mほど給料を登ったところにある前方後円墳です。墳丘は後円部3段、前方部2段につくられており、後円部と前方部の比高差が大きい前期古墳の特徴を持っています。丘陵の岩盤を削り出した後、その上に最大約1.5mの盛り土を施しています。後円部墳丘は左右非対称で、現在の逗子市市街地が広がる田超川流域や逗子湾から望むことができる西側を整った形に作りだしています。後円部には埋葬施設を囲むように埴輪が並べていたほか、埋葬施設陥没坑の脇からは、祭祀に使われた土器が見つかっています。

                        

                  

   第一号墳から出土した遺物  
                  第1号墳からは古墳に並べられた埴輪がたくさn出土しています。三角形の透かし孔が開けられた円筒型埴輪と底がない壺型の埴輪があります。
埋葬施設の脇からは、葬送祭祀に使われた壺や高坏などの土器が出土しています。                      
 

第2号墳 
時期 古墳時代前期後葉(4世紀後葉)
全長   88m  
後円部径 54m        
前方部長 34m     
前方部幅 45m      
主軸方位 N−88°ーE

第1号墳から尾根筋の遊歩道を西へ500mほど向かったところにある前方後円墳です。後円部と前方部の比高差があまりなく、前方部は第1号墳とを比べると幅広になっています。古墳のつくり方はまだよくわかっていませんが、古墳の表面には砂岩や丘陵岩盤の泥石を用いた装飾ー葺石ーが施されていたことが明らかになっています。第2号墳からも円筒埴輪と壺型埴輪が見つかっており、第1号墳と同様、墳丘上に立て並べられたものと考えられています。
前方部から西側には相模湾に浮かぶ江の島や富士山を一望することができます。

 
「第1号墳」整備イメージ
                    
  これからの長柄桜山
 平成11年3月に地元の考古学愛好家によって第1号墳が発見されたことをきっかけに現代に蘇った長柄桜山古墳群。逗子市と葉山町では、このかけがえのない文化遺産を後世に伝えて行くために、平成14年12月19日に国史跡指定を受けた後、平成16・17年度にして一の公有化、平成18年度から平成21年度にかけて第1号墳の発掘調査を実施、平成22年度には整備基本計画を策定しました。
現在は、周囲の豊かな自然環境との調和を図りながら、人々が学び、集い、安らぎ憩う場として整備するという概念のもと、保存と活用に向けた整備事業を進めています。第1号墳については、平成26年度から平成32年度までの計画で、墳丘や埴輪を保護するための盛り土や植栽、階段の設置、園路の整備、説明版や案内板の設置をお子なっていく予定です。
←第1号墳整備イメージ図
 


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